【動画あり】ラオスの少数民族モン族とカン族の村へ
渡航前から行きたいと思っていたモン族の村。ツアーなどで観光地化した村ではなく、昔ながらの生活をするモン族の村へどうしても行きたい!
だけどルアンパバーンに着いてナイトマーケットで会ったモン族の女の子からの衝撃の一言でモン族に対する認識が間違っていたと気付きました。
衝撃の一言はこちら
モン族とは
モン族 (RPA: Hmoob/Moob, IPA: [m̥ɔ̃ŋ]) とは中国の雲貴高原、ベトナム、ラオス、タイの山岳地帯にすむ民族集団。ミャオ族の下位グループである。
引用元:Wikipedia
ルアンパバーンのモン族
ルアンパバーンで現地の人にモン族ですか?と質問すると100%の確率でyesの返事が返ってきます笑
トゥクトゥクの人やクァンシーの滝で話した人。
ナイトマーケットの人もそうですし、あのごろ寝カフェで有名なユートピアのスタッフさんもモン族でした笑
昔ながらの暮らしをしている民族をモン族と呼ぶのかと思ってましたが、実際にはルアンパバーンにいる方はほとんどがモン族出身ということが判明!
「少数民族モン族の村へ」とうたっているツアーなんかは、希少なモン族の方に会えるというよりは、ルアンパバーンの中心地から近くにある観光客を相手に生計をたてて生活しているモン族の方々のところへ行けるという事でした。
現地のツアー会社やネットなどを調べても観光地化した村だったり、商業的な雰囲気がある所ばかりで私たちが行ってみたいと思えるモン族の村ではなく、なんだかしっくりこない。
簡単に行けるよう村は、村人が民族衣装を着てお出迎えしてくれて、機織を体験させてくれたり、一緒にご飯を食べたり出来るらしいですが完全に観光地です笑
あらかじめ行くことがわかっているので日本人が求めるモン族を演じるらしいです…
現地ツアー会社の人ですら、あまりオススメはしないと言ってました笑
自分たちが行きたいと思っている所は無さそうだったので、少し諦め掛けていたんですが、
やっと見つけました!きっとここなら私たちが思っているようなモン族の村のはず!
手がかりはようやく見つけた村の名前だけだったので、宿の受付の人にこの村を知ってるか聞いたら、トゥクトゥクの会社に電話して聞いてくれました。
チャーターしていかないと行けない様な山奥の僻地で、山道は舗装もされていないし荒れているとの事でしたが、行けるなら行きたいと思い、目的の村まで連れて行ってもらうようお願いしました。
目的のモン族の村へいざ出発
宿までトゥクトゥクが迎えに来てくれて、そのままモン族の村へ直行です。
ルアンパバーンの市街地を抜けると舗装されていない道路が続きます。
コンクリートで舗装されていても日本の様に平坦な道ではない為、だいぶ揺れますが砂利道は更に揺れます。
山奥へ進めば進むほど更に揺れます笑
交配のキツイ坂道や、スタンドバイミーに出て来そうな木製の橋を何度も渡ります。
途中でいくつか村の横を通りますが、目的の村はまだまだ先のようで更に奥地へ進みます。
所々で運転手の方が村人に道を尋ねながら進んで行き、ルアンパバーンを出てから2時間位でようやく村へ到着!
帰りは下りなので行きよりも時間がかからなかった。
目的の村へ到着
自然に囲まれたこの景色と雰囲気のある家に囲まれると、モン族の村へ来たことを実感します。
レンガや木造の家と茅葺屋根。そして焚火の跡がのどかな生活を垣間見れます。
プラプラと村を歩き始めると真っ先にお出迎えしてくれたのがこちらの豚さん。結構大きくて肥えていました笑
この時も私たちに動じることもなく、お食事中でした。
村に入ってから初めて話した子どもたち。
少し進んで行くと何やら子どもたちの楽しそうな声が聞こえてきました。
最初はちょこっとだけ恥ずかしそうにしていた子どもたちが、何やら歌遊びを披露してくれました!言葉がわからなかったけど、この歌いながら踊っている姿が本当に可愛くて、動画を何回も見返しています。
かわいくてたまらないです笑
一番右の女の子が、みんなのお姉さん的役割をしているようで、ふざけたりしてる子を木の棒でビシバシ叩いて指導していました笑
野良犬発見!!!
ルアンパバーン初日の挟み撃ち事件が頭を過りましたが、モン族と暮らしているこの子たちは穏やかでおとなしかったです。
茅葺屋根の小屋にバナナの木、そして鶏。ベンチのようなものが置いてあり、村人たちが集まる場所なのかなと思わせる空間でした。
村を歩いていると、外人が珍しいのか距離を取りながら後をついてくる子が何人かいました笑
大丈夫だよー私たち怖くないよーと一応日本語で呟いてみましたが、きっと通じてはいない笑
よくわからない木の実。何かはわからなかったけど、とりあえずただただ大きかったです。
葺屋根の家を見ると、昔の日本の木造家屋みたいでなんだか親近感がわきます!
こっちは超高床式!後ろに木の階段があったけど、今も使われているのでしょうか、、
こーやって洗濯物を木に引っ掛けるのも昔の日本の風景のようで、なんだか懐かしい気がしちゃいます!
こんな暮らししたことないけど、原始的でシンプルな暮らしもたまにはいいなーと思える景色がいっぱいでした♪
こっちはワイルドに朽ちた木に枝を引っ掛けて干してました。大自然の中に垣間見えるこの大胆な生活具合が、なんかいいなーと思わせてくれます。
村の途中で小学校を発見!
いいのかなーと思いつつ、小学校の敷地内にちょこっとお邪魔させてもらうことに。
校庭では子どもたちが元気に遊びまわっていました!
ベンチに人だかりができていたので覗いてみると、外で勉強をしてる子たちが!
みんなとっても真剣に楽しそうに勉強していて、可愛かったなー。
イケメン男子も発見!言葉は通じずとも、子どもたちの無邪気さに癒されます。
ちょっと恥ずかしげにこちらをみる男の子。のちに鬼ごっこをした時に、とんでもないやんちゃ坊主ということが判明。笑
こんな凄技を披露してくれる子もいました!す、すごい!
女の子たちはお外で紐を使った遊びや歌遊びをしていました。
あれ?真ん中の女の子は、最初に出会った村人の子どものお姉さん!いつの間にか学校に来ていたようです!
恥ずかしいから柱の陰からこんにちは!をしてくれた女の子。
恥ずかしいけど、気になる!そんな風に近づいて来てくれる子どもたちが多くて、心が穏やかになり、とっても癒されます。
男の子たちは外で泥団子のようなボールのようなものを使ってボール遊びをしてました。
教室内も外からチラッと覗かせてもらいました。
何が書かれているのかはわからなかったけど、子どもたちの作品や掲示物が張り出されているのは日本の小学校と同じだなーとしみじみ。
校舎の外壁に日本の国旗!日本企業の支援によって建てられた小学校のようでした。
小学校の横をすり抜けて先に進んでいくと、更に山奥にも村を発見!
こちらの村の方も、みんな私たちを見ると優しい笑顔で挨拶してくれます♪
なんとも素敵な笑顔♪
木にくくりつけて簡易的に作られたハンモックをブランコのようにして遊んでいて、無邪気に遊んでる子どもたち可愛かったなー。
この男の子たちは、木登りしたりやんちゃな二人組!
何やら原始的な道具を持って私たちに披露してくれるよう、、大丈夫かな?笑
このポーズと槍は、、!5メートルほど綺麗にピョーンと槍を飛ばして私たちも子どもたちもびっくり!
すごーい!と思わず声をあげると照れ臭そうに、ちょっと誇らしげにはにかんでいました。
きっとこの村では大切な生活道具としても使われているのかもしれません。
奥の村にはとにかく開放的な子どもがたくさんいて、最初に伺った村よりもさらにほのぼのとした空気が流れていました。
ここの村がこの山で一番奥の最後の村のようでした。
ゆっくり散歩をするような気分で村にお邪魔させてもらい、モン族のみなさんの生活を垣間見ることができて本当に貴重な体験をすることができました!
そしてなんと、
村の入り口で待ち合わせをしていたトゥクトゥクの運転手さんが帰り際に、
「村の途中にある小学校を挟んで手前側がカン族、小学校より奥がモン族、二つの民族が暮らす集落なんだって」
と教えてくれました。
運転手さんも初めてくる集落なので、私たちを待ってくれてる間に村の方に聞いてくれていたみたいです。
私たちだけじゃ言葉がうまく通じなくて知ることのできなかったことを教えてくれて、途中で諦めることなく無事にここまで連れてきてくれた運転手さんに本当に感謝!
念願のモン族の村は、突然来た私たちにも笑顔で「サワディカー」と挨拶をしてくれて、大人も子どももみんな穏やかで純粋な人ばかりで、終始穏やかな気持ちでいることができました。
そして、思いがけずモン族とカン族二つの村にお邪魔することができて、言葉が通じなかったので十分に話すことができなかったけど、アトラクション並みのトゥクトゥクに長時間乗って村に到着するまでハラハラドキドキだったけど、本当に心から来てよかったー!と声を大にして言える素敵な村でした。
観光地化されていないモン族に行ってみたい方には、ぜひオススメの村です。